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サイトウ シンによる製作日記 完成写真、日記は親サイト"Witching Hour"にて。 リンクよりどうぞ。

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粘土、パテ材料について

新カテゴリーとして
「工具、材料」をUPします。

よそのサイトとか見てると、
こういった内容が意外なほど参考になったりするんで、
うちを見にきてくださった方の参考になれば幸いかと。

さて、一回目の今回は
「粘土、パテ材料」に関して書かせていただきます。
私は物心ついてから、エポパテっ子なもんで、
ポリパテ、ラッカーパテは記載してません。
溶剤系の刺激臭のきつい材料ってあまり使ってません。
自分としてはあまり気にしないんですが、家族もいるんで。
溶きパテ、サフ、キャストなんかは使いますが、
ポリパテはほぼ使いません。
どうしてもポリパテでなければ作れないもの以外は
ほぼエポパテ、スカルピー、アルテコパテで何とかしてます。


では、まずは「馬パテ」

umapate.jpg
昔はエポパテ=これでしたね。
今はほとんど使わないんで、
下記内容はほぼ記憶によるものです。
ご了承を。

材料としての硬さはこれから紹介の材料と比べても、
かなり硬い部類。
特に硬化剤(黒)はかなり硬く、
練り合わせ前に硬化剤だけ練ってやらかくしてやると
無難に練り合わせられます。
完全効果後もかなり硬く、ナイフが立ちにくいくらい。
ただし、もともとの硬さがあるんで、
形状出しはしやすいです。
スタンプモールドなんかも非常にやりやすい。
彫刻メインの方より、塑像派の方に向いているかと。
とはいえ、昔のMG別冊「プロジェクトZ」の中で、
1/72マーク2の顔なんかはこのパテだけで作られているようなんで、
技術、慣れ次第ですかね。

あと、特徴として水溶性が高く、
水つけながら練ってると、どろどろになってきます。
昔、この特徴を生かして、溶きエポパテを使ってみたことがあります。
ドロドロになった部分をパーツになすりこんで傷埋めたりとか。
でも材料濃度自体もおちてるんで、いまいちだった記憶。


もりたしの際の接着度は高いです。
(接着、接合に関しては後述)

次は
seme-mokubu.jpg


木部用パテ、通称木パテです。
永遠のスタンダード(?)ですね。

中学のころに出会ってから、何かっていうとこれ使ってるんで、
なんだかんだで20年来の付き合い。
ちなみに去年のキャラホビ原型もこのパテメインで作ってます。

硬化が早く(10分程度で初期硬化開始、練りこむ量にもよりますが・・)、
硬化後の切削性良好。
木部用というだけあって、バルサなんかを木目垂直に切るような切削感。
切削性がいいながらも硬さもあり、
メカものなんかのエッジも問題なく出せます。
あと、メリットとしてはどこでも買えるってことですかね。
これ、意外と重要だったりします。
大型スーパーや、ホームセンターで買えるんで、
材料切れのときでも仕事帰りなんかに買えちゃいます。

デメリットとしては
硬化前状態が柔らかすぎて、塑像に向かない。
慣れもあるかと思いますが、自分としては全然力を入れずに形を作るのって
苦手なんで、塑像は無理。
基本的には大盛りして切削して造形してます。
あと、同心円で内側に主剤、外周に硬化剤っていう商品形体なんで、
切り出した切り口は取材、硬化剤が触れ合う形になり、
ダマ状に半効果部ができちゃいます。
切り出す際にダマ分1mm程度捨てちゃえば問題ないんですが、
貧乏性なんで、ついそのまま練りこんじゃって、
切削中に「ダマ、うっとおしい・・・」なんてこと、よくあります。

もりたしの際の接着性は良好。

次は
wavekeiryou.jpg

ウェーブ軽量パテ。
今、エポパテユーザーの中では一番人気があるんじゃないでしょうか?
私も発売当時はその使用感に感激したの覚えてます。
模型用としてチューニングされているだけに、
切削性は抜群、初期硬化も約1時間と短く、
硬化前の硬さもまずまずです。

特筆すべきはやはり切削性ですかね。
軽量のために、スポンジ状に細かいポーラスが入っているらしく、
サクサク削れます。またやすりも立ちやすく、
目詰まりもありません。

ただし硬化後の硬さ(表面硬度)はいま一つ。
たとえば、完全効果後に表面を爪押しすると跡が残ります。
私のように小スケール好きでがさつな人間ですと、
造形したパーツの保管が悪いんで、
ふとした時にエッジのダレに気づいたりします。
そういう意味では細かいメカものには向いていないかも。
そんなわけであまり使っていない材料です。

もりたしの接着度は良好(特に同材料の場合)

エポパテ最後はマジックスカルプ

majicsculpt.jpg

個人的には今一押しの材料です。
使用感に関しては以前の日記を参照してください。

もりたしの接着度が低いこと、硬化時間が長いこと以外は
ベストな印象。
特徴的なのが効果途中に良好な硬さになってくるってとこですかね。
たとえば、練り合わせてからパーツに盛り付けて、
1時間ほどしてから、形状をいじったりします。
この1時間くらいの「ごく初期硬化段階」が絶妙な硬さで、
個人的にはスカルピーっぽい印象。
この段階でナイフも立つんで、
ざっくりとサイズ出しも可能です。

また、バケツから好きな量だけ出せるってのも利点。
エポパテってつい多く練りすぎちゃって、
意味のないパテ団子を作っちゃったりするんですが、
好きな量だけ練れるんで、そんなこともない。

初期硬化後はロウのようにグリっと(?)削れるかんじで
やすり目つまりも起きますが、
完全効果するとゴリっと(?)削れるようになり、
目詰まりも減ってきます。
この初期硬化~完全効果の時間ってのはまだ未確認です。
すみません。

完全効果後の硬さは非常に良好です。
大型部品を作るなら、練り合わせ後1時間程度の状態を利用して
形状出し、切削。
小部品なら完全効果後に切削って感じに
どんなパーツにも適応できるのがうれしいところです。
なんていうか、材料として幅があるって感じですかね。


最後はスカルピー。
私はプリモとスーパースカルピーの混合スカを使ってるんで、
写真ありません。

使ったことがある方ならご存じかと思いますが、
塑像性は抜群にいいです。
また、焼きを入れることで硬化するんで、
作業時間としても非常に助かります。

市販状態のスカ(スーパースカルピー、グレースカ)ですと、硬化後にもろくてメカには向かず、
粘りのあるプリモですと、今度は粘り過ぎて形状が出しにくくやすりも立たない。
そこで上述の通り混合スカとして使用しています。
混合スカですとメカでも問題なく作れます(限度はありますが・・・)
本HPのギャラリー内、ブレッダや現在制作中のギャンなんかは
習作としてスカルピーだけで作ってます。

弱点としては
・やすり目づまりが激しく、水研ぎ前提。
・焼き入れの際、PVCの特徴的なにおいがする
・焼き前提なんで、熱可塑プラにもりたし不可能。
 (プラモ、おもちゃの改造には不向きです。)
ってところですかね。

混合スカであればメカもいけますが、
やはりもろい感じは残ります。
もろい=切削しやすいってのもあるんですが、
おおざっぱな私には不向きな印象。
私はバランス取りのための一次原型作成時に使用したりします。
とはいえ、小林和史先生なんかはメカ商業原型もこれでいっちゃうんで、
やっぱ技術次第なんですかね。

以上です。
なんとも重苦しい内容になっちゃいましたね。

下記さらにメンド臭い内容。

接合、接着について

接合(接着)は物理接合、化学接合に大別できます。

物理接合っていうのは
盛り足す部品に傷、微細な穴なんかがあって、
そこにもりたし材料が食い込むことで
投錨効果で接合している状態。
(よく接着度を上げるために表面を荒らしたりするのは、
 この接合を生かしています。)

化学接合っていうのは
熱、有機溶剤なんかで、材料を溶かして
分子レベルで一体化した状態。
プラモ用接着剤なんかはこの接合です。

で、今回記載の材料もりたしの場合、
基本的には物理接合となります。
軽量パテのもりたし接合度はおそらく材料自体のポーラス(スポンジ状気泡)が
投錨効果を生んでいるものと考えてます。

エポパテって実は基本的にどれも同材料(同物質)です。
それぞれで違うのは混ぜものであって、それが各パテの特徴を生んでます。
混ぜもの次第で接着度も変わり、
混ぜ合わせ時にべたつきのある材料は
もりたし時の接着性も高い傾向があります。
(木パテ、馬パテなど)

スカルピーの場合はエポキシではなくPVCなんで、
まったく違う流れとなりますが、
基本的にはこちらも物理接合ではないかと。
ただし、シンナー(ラッカー薄め液)をもりたし部に塗布後に
盛りつけると接合力がUPするところを見ると、
やはり表面は有機溶剤で若干は溶けている様子。
「溶け込んだ材料が投錨性を上げ、接合度が上がる」のか
「材料同士が化学接合している」のかは
よくわかりません・・・勉強不足ですみません。

で、ここまで考えてよくわかんなくなっちゃうんですが、
エポパテって塗装は可能なんですよね。
プラモへの塗装っていうのは実は化学接合です。
有機溶剤を混ぜた顔料を表面に乗せることで、
塗膜層とプラを一体化してくっつけています。
相溶性のない材料ですとこうはいきません。
たとえば、プラに水彩絵の具を塗っても、
金属にプライマーなくラッカー塗ってもぽろぽろとはげます。
でもエポパテに塗った塗料ってそう簡単にははげません。
となると、有機溶剤で若干なりとも表面をくずせるのかな・・・


というわけでマジックスカルプなんかのもりたし時の接着が甘いエポパテは
もりたし部にシンナーを塗布すると有効かも。
というわけで次回実験予定。


あら、なんとも取り止めのない
記事になっちゃいましたね。
まぁ、覚書ってことで。

heavy roatation "Mr.beast" mogwai





  1. 2009/01/12(月) 16:35:23|
  2. 工具、材料
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

おひさしブリーフ

あけましておめでとうございます。
ダンディです。

僕はエポパテの盛り足し時にタミヤアクルリシンナー使っています。
マジスカは盛り足しで剥がれた事が無い気がします。
ミリプットの頃も同様でしたが、ミリは盛り足しても
剥がれるって言ってた人も居ます。
個人的には指先にメンタム付け過ぎてるんじゃないの?と
思うんですがどうなんでしょうね?

昨年の商業原型はメカばっかりで、
すっかりレジンブロック(ハイキャスト)とマジスカが
メイン素材になってしまいました、、。

キャラホビ原型頑張ってくださいましーねん。
  1. 2009/01/12(月) 22:57:32 |
  2. URL |
  3. コバヤシ #-
  4. [ 編集]

コバヤシさん

こんばんは。
どうもダジャレのセンスが悪化しているようですね・・
心配です。

さて、コメントありがとうございます。
本日、もりたし前処理としてラッカー塗布してみました。
結果は硬化後の明日になりますが・・
コバヤシさんのおっしゃるようにアクリルで効くなら、
さらに溶剤として「きつい」ラッカーならうまくいきそうな気がします。

メンタムは使っていないんですが、
やはり食いつきは悪い印象です。
特にプラに対してはよくない感じです。
それ以外はかなりお気に入りなんですが・・・

あらら、記事に書かせていただいたのに、
メイン素材が変更なさっているご様子・・
またいつか作品拝見したいです。

では。

  1. 2009/01/12(月) 23:47:41 |
  2. URL |
  3. defutura #-
  4. [ 編集]

どもー

ワタクシなんかは「はがれる」事が前提なので
盛る時点で瞬着塗ってたり
外してから瞬着で貼付けちゃってますね。
コバヤシさんの書かれていた通り
混ぜる段階でメンタムを混ぜ込んでるのでこうしないとやっぱり外れちゃうので…。
まぁ急がば廻れ!といった感じでしょうか。
手順を省略して何度「ペリっ」っといった事か…
  1. 2009/01/15(木) 23:10:56 |
  2. URL |
  3. mx666 #-
  4. [ 編集]

mx666さん

コメント遅れてすみません・・・
盛る時点で瞬着ってのもすごいですね。
一発勝負ですね。

その後、シンナー塗布でのもりたし試験してみました。
すると、非常に強固な食いつきが得られました。
ラッカー、アクリルで試しましたが、
ラッカーのほうが端部食いつきも良好な様子。

今後は次工程に応じて、
盛り足し方法を選んで進めたいと思います。

しかし、そうなると、マジックスカルプは
ほぼ万能かと。
ちなみに調べてるとスカルピーを混ぜることで
切削性を上げる裏ワザもある様子。
一度試してみようかな。
  1. 2009/01/18(日) 13:38:28 |
  2. URL |
  3. defutura #-
  4. [ 編集]

やっぱりみなさんパテでお悩み…♪

私もいろいろ使ってます♪
当方のブログでも先月、レポを記事にしましたので
見てやってください♪

私は最近出たエポパの高密度がとてもお気に入りです♪
  1. 2009/02/07(土) 11:13:20 |
  2. URL |
  3. ガトノリ #-
  4. [ 編集]

ガトノリさん

ブログ、拝見しました。
エポパかぁ・・
まだ使ったことないので、一度試してみます。

最近はすっかりマジックスカルプが気に入っています。
盛り足しと硬化の長さが気になっていたんですが、
盛り足しはシンナー塗布で問題なし。
硬化は100度10分ほど焼いてやることで
促進させてやってます。
  1. 2009/02/08(日) 10:13:29 |
  2. URL |
  3. defutura #-
  4. [ 編集]

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